ブログ エアクリッパーを使った訪問理美容1日講習会が行われました! 理容よもやま話
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この春、大和理器主催で行った「訪問理容の未来を考えるセミナー」では、
訪問理美容に対する新しい魅力を感じることが出来ました。
それは、訪問理美容がという市場が、理容や美容の延長線上にあるのではなく、
これからの、まったく新しいビジネスとして訪問理美容が存在するという事。


また、町の理美容室に来店されているお客様の中からも、
自宅への出張理容の問い合わせが増えつつあるのが現状です。


そんな中、自宅や介護施設でのカットの際に問題になるのが、
車いすや介護ベッドでのカット前準備と、カット後の後片付けの大変さ。


そこで、先日のセミナーでは、掃除機に接続して使用することで
髪の毛を床やベッドに一切落とすことなく、すばやくカット出来る、
超小型バリカン「エアクリッパー」のご紹介も行いました。


今日は、エアクリッパーをお申込みいただいたお客様に向けた、
訪問理美容1日講習会となってしますが、ただバリカンの使い方だけでなく、
訪問理美容を行う上での、準備や片づけ、介護職員との役割分担などを学び、
また、講師によるデモスト、そして参加者による実習となっています。


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今日の参加者は、全員が訪問理美容初心者の方ばかり。
いままで来店されていたお客様が、足が不自由になってしまったなど、
お客様から訪問理美容のご要望をいただいたケースも多いようです。


今日の座学では、準備としてのカットクロスと養生テープの利用方法や、
足元にビニールシートを敷くのではなく、大きめのカットクロスでの代用など、
講師が実際に現場で行っている生きたノウハウの紹介が印象的でした。


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そしてもう一つ、今回ご紹介した目に見えるのノウハウとは別に、
「これは大事なことだな!」と感じたのが、お客様や施設職員との関係性。


技術者として自分も年を取っていくけど、お客様も年を取っていく。
いずれ、お客様がお店に通えなくなることがあったとしても、
「大丈夫ですよ!心配しないでください!」と自信を持って言えることで、
お客様の信頼感を得ることが出来るのも大切なポイント!


また、訪問理美容への参入業者は近年増えてきていて、
そこでは、介護資格を持っていることを強みとしているケースもあるが、
必ずしも、介護資格を持つことにこだわり過ぎず、
介護職員との役割分担、協力体制を作る方がプラスになる場合が多いという。


事実、本日の講師は訪問理容を30年以上続け、
1ヵ月に50ヶ所以上の介護施設と継続契約が続いていながら、
本人は、介護資格を取得していないというのも納得です。


その後、訪問理美容を提供する訪問理美容メニューとして、
出張費 3,000円、カット&ブロー 4,000円、シャンプー 2,000円、
ヘッドスパ/マッサージ 1,500円を提示している事例など、
今後のメニュー作りに役立つ資料なども、参加者には特に役立ったようです。


そんな中、講師が繰り返し話をしていたのが、介護職員との協力体制。
介護資格を取ることで、すべてを自分で行うことも出来るが、
あえて介護職員と協力しあうことで、自分の時間にも余裕が生まれ、
お客様やお客様のご家族の方へ心配りをすることが出来るという。


自宅で、介護職員がいない場合でも、ご家族に協力をお願いすることが、
コミュニケーションにつながるというのも印象的な話だったかな。


また、床に髪の毛を落とさずに仕事が出来るエアクリッパー使用により、
準備時間や後片付け時間が不要になることでも、時間に余裕が生まれ、
ヘアカラーやネイルなどの高付加価値メニューの提案が出来るなど、
今後の訪問理美容の可能性を感じるものでもありました。


今後、こうした訪問理美容1日講習会は、
月に一度ほどのペースで、続けていく予定だという事なので、
エアクリッパーを導入して訪問理美容に取り組んでいきたいという方は、
ぜひ、参加されることをお勧めいたします。


なお、今後の開催については、また改めてお知らせいたします♪



理美容総合商社 (株)大和理器 東京都杉並区高円寺北2-29-8 03-3338-5214(代)
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