ブログ 旅館業では、無断キャンセルのことをノーショーって言うんだって! 理容よもやま話
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Facebookでコメントのやり取りをしていた時に教えてもらったのが、
ホテルや旅館に宿泊予約を入れておきながら、無断キャンセルされることを、
ノーショーって言うらしく、調べてみたら「No Show」とも書くんですね!


その反対に、予約が入っていないのに、予約したといって訪ねてくる客のことは、
オバケとかゴーショウ、Go Show、ユーレイなんて言い方もするらしい(笑)


なんだか面白くなって色々と調べていったら、旅館業界特有の符牒があり、
中居さんへの心づけのことを「花」とか「玉(ぎょく)」とか言ったり、
芸者を呼ぶことを「一本立てる」と言ったり、
中でも不思議なのは、女性の一人客のことを「ガマピン」というらしい(汗)


そういえば、自分が理容ディーラーの仕事に就いたばかりの頃、
理容業界にも独特の符牒があって、普段の仕事でもけっこう使っていたものです。


時は昭和50年台、とにかくどこの理容室もお客様が溢れていて、
理容室の店主はいつでも忙しい。手が空くのを待っていても空くことがないから、
理容ディーラー、その頃は道具屋さんと呼ばれていたけど、
仕事中の店主に商品説明をしたり、注文を受けたりするのが当たり前でした。


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そんな時に困るのが、材料の原価をお客様の前で言う訳に行かないので、
符牒という、独特の数字の数え方で話をしていたものです。
これは、関東地方で使われていた符牒だけど。関西はまた別の符牒です


1  へい
2  びき
3  やま
4  ささき
5  かた
6  さなだ
7  たぬま
8  やわた
9  きわ



そのポマードはいくらなの?

小売価格が1,000円でたぬま(700円)です。

業務用もあるの?

はい、400g入りでへいかた(1,500円)です。

みたいに使い、例えば7,700円みたいに同じ数字が並ぶ時には
「たぬま並び」とか言ったりしてました。


今の若い人はほとんど知らないだろうし、というか符牒を知っているのは、
今の年齢だと50代以上の人くらいかも?(笑)


あの頃は、お寿司屋さんも符帳がありましたよね?


1  ぴん
2  りゃん
3  げた
4  だり
5  めのじ
6  ろんじ
7  せいなん
8  ばんど
9  きわ



今じゃ回転寿司が多くなり、お皿の色ごとに値段が決まっているから
お寿司屋の職人さんでも知らない人が多いんじゃないかな?


全く知らない業界の符牒を聞いて、ついつい懐かしく思い出してました。



理美容総合商社 (株)大和理器 東京都杉並区高円寺北2-29-8 03-3338-5214(代)
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