ブログ 平成29年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」の公募開始 理容よもやま話
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ここ数年、理容師さんが積極的に活用されているのが、
「小規模事業者持続化補助金(小規模事業者支援パッケージ事業)」。
今年も、平成29年度補正予算を活用した「小規模事業者持続化補助金」の、
公募受付が平成30年3月9日から始まりました。


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と言われても、それ何?という方もいらっしゃいますよね!
今日は、少しだけ分かりやすくご紹介ますね。


平成29年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」
漢字がいっぱい並んでいて面倒?それに自分には関係無さそうだし?
ところが!この制度は理容師さんが遣うにはピッタリの補助金なんです。


「小規模事業者持続化補助金」を超簡単に説明すると、
家族経営のような小さなお店が、今の商売を続け発展させていたくために、
商工会・商工会議所のお手伝いを受けながら今後の経営を考え、
新規集客方法や客単価アップなど販路拡大などを行えば、
そこにかかる費用の一部を持ちますよ~という制度なんですね!


それじゃ、理容室の方がどんな利用方法を思い出す限りに拾ってみますね!


女性お顔そりを増やすため、お顔そりチラシを制作し、新聞折込をする

子供客を増やすために、キッズカーの付いた理容椅子を導入

お顔そり客の客単価を上げるために、美容機器のコアデザインを導入

疲れの溜まっている男性客のために、リンパマッサージスクールに通った

女性お顔そり用に、フルフラットになる理容椅子を導入

ネット社会に対応するため、自分のお店のウェブサイト作りを専門業者に発注

集客のために、大型看板を新しく設置する

ヘッドスパを始めるため、シャンプーブースを改装する

女性客のために、サロンの一角をカーテンで仕切りを付ける



「小規模事業者持続化補助金」の性格を考えると、
商売の持続発展に必要なのは、客数を増やすことと客単価を上げること。
客数は、新規客数を増やすのとリピーター数を増やす二つがあるし、
客単価を上げるためには、メニューの見直しや新規導入も考えられる。
つまり、理容師の皆さんが考える「売上をもっと伸ばしたい!」と思った時に、
色々な投資が考えられるわけだけど、そのほとんどに当てはまるのが、
「小規模事業者持続化補助金(小規模事業者支援パッケージ事業)」なんです。


今回の公募期間は平成30年3月9日(金)~平成30年5月18日(金)となっているけど、
過去には、年に2回ほど公募が行われているようなので、
今回だけでなく、これからのことを考えて準備しても良いですよね!


ここで気を付けなければならないのが「小規模事業者」の意味。
理容業はサービス業として考えるので、常時使用する従業員の数が、
5人以下であったときに「小規模事業者」となります。
つまり、ご夫婦サロンとか、家族経営のように、5人以下のお店で適用されます。
そして補助金は、経営計画に沿った投資資金の2/3までとなり、
その補助金上限額は50万円となります。


わかりにくいでしょ?(笑)


例えば、新規集客のためにチラシ作りと新聞折込で15万円、
女性客の客単価アップのためにコアデザインを導入して35万円、
さらに、お店の持つ価値を発信するためのホームページ作りに20万円、
合計75万円がかかった時、補助金は75万円の2/3である50万円になります。


また、もっと費用がかかり、全体で100万円の事業規模だった場合は、
補助率2/3で計算して66.7万円が出るのかと言うと、
上限額の50万円を超えてしまっているので、この場合も補助金は50万円です。


逆に、女性客の客単価アップのためにコアデザインを導入して35万円だけなら、
補助金が50万円もらえて、余ったお金で美味しいものを?なんて考えても、
補助率の2/3が決まっているので、35万の2/3で、23.3万円の補助金になります。


なお、この補助金は申請すれば誰でも受けられるというものではなくて、
事業の有効性などの観点から審査が行われ、
採択されるものもあれば、否決されるものもあり、
今まで聞いたお話では、採択率は3割程度という言い方が多いようです。


それでも、申請する人が少ない地域は審査が緩かったり、
申請する人が多い地域は、厳しくなるなど、色々な要素があるので、
まずは、商工会や商工会議所の方と相談しながら、
書式にしたがって必要な提出用書類をお作りになってくださいね!


ちなみに、こちらは某理容師さんが作られたものだけど、
全体で20ページほどあり、現状分析から、今後の事業計画など、
非常にまとまった作り方になっていました。
もちろん、この申請書を提出し、補助金をいただくことが出来ました(笑)


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なお、自分も小規模事業持続化補助金を申請してみたい!という方は、
地元の商工会や商工会議所に問い合わせてみてくださいね♪


また、小規模事業持続化補助金採択後に実際に行われる、
新聞折込チラシ作りやエステ機器や理容椅子、シャンプー機材の導入などには、
見積書、納品書、請求書、領収書が必要であったり、
代金の支払いは現金払いでなく、振込でないといけないなど、
色々な決まり事があるので、その際は、個別にご相談くださいね!


それでは、補助金を有効活用することで、
集客数アップ、客単価アップにお役立てください♪



理美容総合商社 (株)大和理器 東京都杉並区高円寺北2-29-8 03-3338-5214(代)
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