新規集客は人数を増やすだけでなく、お客様の質を上げるのも大事な目的
2017/06/10 Sat 18:00
理容室ビジネスやお顔そりビジネスはもちろん、ディーラーにしても、
商売をしている限り、新規集客を続けることは大切なことです。
オープンから間もない時は、お客様人数が少ないからもちろん集客するけど、
お客様数が増えて充分な人数になっても、集客を続けることは大切です。
引っ越しや体調の変化などで、お客様人数が減っていく自然失客もあるしね!
そしてもう一つ、お客様の人数は同じでも質を上げることが大事なんです。
商売は、必ずしも自分に合うお客様だけではありません。
予約していたのに、当日になってからキャンセルや日程変更をしたり、
いつもいつも、時間に遅れてご来店されるという人もいるだろうし、
次のご予約の方の準備をしたいのに、長々と世間話したがる人もいたりとか(笑)
お客様が少ないと「どんなお客様でも大事にしないと…」と思ってしまうけど、
次回予約をキチンと取ってくださり、時間も正確にご来店いただけ、
さらには、基本コースに加えてオプションメニューや店販品を買ってくださる、
そんな良質なお客様ばかりになってくれれば、言うことないですよね?
そしてもう一つ大切なのは、自分とお客様との相性。
お客様だから…と思って、普段以上に気を配って接客するのではなくて、
あなた自身もそのお客様のことが好きで、またお客様もあなたを好きという、
良質なコミュニケーションが自然に取れる間柄のお客様となら、
仕事することが楽しく感じられるようになってきます。
つまり「好きなお客様しかいない環境」を作り出すためにも、
お客様人数でなく、お客様の質を上げるための集客が大切なんです。
最近特に思うのは、どの商売も、お客様との関係が変わって来ています。
「品質の良いものが売れる」とか「品質が同じなら安い方が売れる」という、
今までで言えば当たり前の見方が、当たり前でなくなって来ています。
車の買い替えを考えている…と電話した時だけ顔を出すディーラー営業マンより、
日ごろ車のメンテをしてもらっている、町の修理工場から買いたいと思うし、
また、ネットや大型量販店で安く売っているのは知っていても、
日ごろ親しくしている人が「こんな風に良かったよ!」と言ってくれたら、
その人からつい買ってしまう…なんてことが増えていませんか?
モノは溢れているし、探してみれば、いくらでも安いところはある。
でも、安物探しのために時間を使うようなことはしたくなくて、
自分のことを気にしてくれる人、日頃から親しい人が「いいよ!」と言えば、
「それ、欲しいです!」と金額も聞かずに言えるようになってきたかも(笑)
だからと言って、いつも一緒にいることが大切な訳じゃないんです。
顔を合わせるとか、何かの会があってその会員に所属しているとかでなくて、
いつもその人の存在がどこかに感じられるようなゆるやかな関係というのかな、
ブログであったり、Facebook、Twitter、LINE@を通じて、
その人の人柄であったり、その人の近況が伝わってくるような、
そんなゆるやかな関係性が良かったりします。
そんなことを考えていたら、「レジ打ちの女性」の話を思い出したので、
以前にもご紹介したけど、まだお読みでない方はじっくりと読んでみてくださいね。
----------------------------
田舎から出て、東京の大学へ通う一人の女性は部活もサークルも長続きしない。
就職しても、どこ会社も半年ほどで嫌になり辞めてしまう。
そのうち彼女の履歴書は、入社→退社の繰り返しでいっぱいになり、
正社員としては採用されてくなってしまい、仕方なく派遣会社に登録する。
ところが、派遣先でトラブルを起こして、ここも辞めてしまう。
ついには、派遣会社でも採用されなくなり、
生活のためにと、単純作業のスーパーのレジ打ちのパートに。
ところが、ここも続かず、仕事を辞めて田舎に帰りたいと荷物をまとめている時、
ふと見つけたのが、高校生の時に書いた一冊の日記ノート。
ペラペラとめくっていて彼女が見つけたのは、
「私はピアニストになりたい」と書かれているページ。
あんなに夢を持って続けていたピアノも辞めてしまっている自分。
履歴書にはやめてきた会社がいくつも並ぶだけ。
「自分が悪いのはわかっているけど、なんて情けないんだろう」と気づいた彼女は、
もう少しだけ頑張ってみよう!とレジ打ちの仕事に向かう。
ふと気づいたのは、ピアノを練習している時、どのキーがどこにあるかは、指が覚えていて、
鍵盤を見ずに楽譜を見るだけで弾けるようになっていた。
それじゃ、レジ打ちも極めたら、キーを見ずに引けるのでは?と思い立った。
今ならば、商品についたバーコードを読み取り窓にかざすだけの作業だけど、
その頃は、一つ一つ手で入力していたんですね。
そして、キーを見なくても打ち込むことが出来るようになった彼女は、
今まで見なかったところに目が行くように。
「この人は安売りのものを中心に買う」、「この人はいつも店が閉まる間際に来る」、
「この人は高いものしか買わない」といったことが感じられるようになったある日、
いつも期限切れの近い、安くなった品を選んで買っているおばあちゃんが、
5000円もするお頭付きの立派な鯛をカゴに入れてレジへ持ってきた。
彼女はビックリして話しかけました。「今日は何かいいことがあったんですか?」
おばあちゃんは「孫がね、水泳の賞を取ったんだよ。今日はそのお祝いなんだよ」と。
これをきっかけに、彼女はお買い物のお客様とコミュニケーションをとるように。
そんなある日のこと、店内放送が流れた。
本日は大変混み合いまして大変申し訳ございません。
どうぞ空いているレジにお回りください
なぜか、同じ放送が3回も続けて店内に流されている。
ふと、周りを見回した彼女の目に入ってきたのは、5つのレジが全部空いているというのに、
お客さんは自分のレジにしか並んでいなかったということ。
店長が駆け寄り「どうぞ空いているレジへお回りください」とお客様に声をかけると、
放っておいてちょうだい!
私はここへ買い物に来てるんじゃない。
あの人としゃべりに来てるんだ。
だからこのレジじゃないとイヤなんだ!
その瞬間、彼女は泣き崩れ、レジ打ちをすることが出来なくなりました。
そうそう。私たちはこの人と話をするのが楽しみで来てるんだ。
今日の特売はほかのスーパーでもやってるよ。
だけど私は、このおねえさんと話をするためにここへ来ているんだ。
だからこのレジに並ばせておくれよ。
彼女はポロポロと泣き崩れたまま、レジを打つことができませんでした。
仕事というのはこれほど素晴らしいものなのだと、初めて気づきました。
すでに彼女は昔の自分ではなくなっていたのです。
それから彼女はレジの主任になって、新人教育に携わりました。
彼女から教えられたスタッフは、仕事の素晴らしさを感じながら、
お客さんと楽しく会話していることでしょう。
----------------------------
工場で部品を組み立てるのは作業だし、スーパーでのレジ打ちだって作業、
もしかすると、理容室で髪を切ってもらうのも作業だし、
医者が病気を治すのだって作業かもしれません。
もちろん、ディーラーに頼んだ荷物が、約束の日に届くのも作業ですよね(汗)
でも作業は、この先、人間の代わりにロボットが出来るかも知れません。
駅の改札口の切符切りをする人がいなくなったように、
スーパーのレジ打ちだって、このまま行けば消えていくかも知れません。
だからこそ、「あの店で買いたい!あの人から買いたい!」と言われるような、
作業ではない、「仕事」や「志事」が大切な時代になるのかもね♪
理美容総合商社 (株)大和理器 東京都杉並区高円寺北2-29-8 03-3338-5214(代)
商売をしている限り、新規集客を続けることは大切なことです。
オープンから間もない時は、お客様人数が少ないからもちろん集客するけど、
お客様数が増えて充分な人数になっても、集客を続けることは大切です。
引っ越しや体調の変化などで、お客様人数が減っていく自然失客もあるしね!
そしてもう一つ、お客様の人数は同じでも質を上げることが大事なんです。
商売は、必ずしも自分に合うお客様だけではありません。
予約していたのに、当日になってからキャンセルや日程変更をしたり、
いつもいつも、時間に遅れてご来店されるという人もいるだろうし、
次のご予約の方の準備をしたいのに、長々と世間話したがる人もいたりとか(笑)
お客様が少ないと「どんなお客様でも大事にしないと…」と思ってしまうけど、
次回予約をキチンと取ってくださり、時間も正確にご来店いただけ、
さらには、基本コースに加えてオプションメニューや店販品を買ってくださる、
そんな良質なお客様ばかりになってくれれば、言うことないですよね?
そしてもう一つ大切なのは、自分とお客様との相性。
お客様だから…と思って、普段以上に気を配って接客するのではなくて、
あなた自身もそのお客様のことが好きで、またお客様もあなたを好きという、
良質なコミュニケーションが自然に取れる間柄のお客様となら、
仕事することが楽しく感じられるようになってきます。
つまり「好きなお客様しかいない環境」を作り出すためにも、
お客様人数でなく、お客様の質を上げるための集客が大切なんです。
最近特に思うのは、どの商売も、お客様との関係が変わって来ています。
「品質の良いものが売れる」とか「品質が同じなら安い方が売れる」という、
今までで言えば当たり前の見方が、当たり前でなくなって来ています。
車の買い替えを考えている…と電話した時だけ顔を出すディーラー営業マンより、
日ごろ車のメンテをしてもらっている、町の修理工場から買いたいと思うし、
また、ネットや大型量販店で安く売っているのは知っていても、
日ごろ親しくしている人が「こんな風に良かったよ!」と言ってくれたら、
その人からつい買ってしまう…なんてことが増えていませんか?
モノは溢れているし、探してみれば、いくらでも安いところはある。
でも、安物探しのために時間を使うようなことはしたくなくて、
自分のことを気にしてくれる人、日頃から親しい人が「いいよ!」と言えば、
「それ、欲しいです!」と金額も聞かずに言えるようになってきたかも(笑)
だからと言って、いつも一緒にいることが大切な訳じゃないんです。
顔を合わせるとか、何かの会があってその会員に所属しているとかでなくて、
いつもその人の存在がどこかに感じられるようなゆるやかな関係というのかな、
ブログであったり、Facebook、Twitter、LINE@を通じて、
その人の人柄であったり、その人の近況が伝わってくるような、
そんなゆるやかな関係性が良かったりします。
そんなことを考えていたら、「レジ打ちの女性」の話を思い出したので、
以前にもご紹介したけど、まだお読みでない方はじっくりと読んでみてくださいね。
----------------------------
田舎から出て、東京の大学へ通う一人の女性は部活もサークルも長続きしない。
就職しても、どこ会社も半年ほどで嫌になり辞めてしまう。
そのうち彼女の履歴書は、入社→退社の繰り返しでいっぱいになり、
正社員としては採用されてくなってしまい、仕方なく派遣会社に登録する。
ところが、派遣先でトラブルを起こして、ここも辞めてしまう。
ついには、派遣会社でも採用されなくなり、
生活のためにと、単純作業のスーパーのレジ打ちのパートに。
ところが、ここも続かず、仕事を辞めて田舎に帰りたいと荷物をまとめている時、
ふと見つけたのが、高校生の時に書いた一冊の日記ノート。
ペラペラとめくっていて彼女が見つけたのは、
「私はピアニストになりたい」と書かれているページ。
あんなに夢を持って続けていたピアノも辞めてしまっている自分。
履歴書にはやめてきた会社がいくつも並ぶだけ。
「自分が悪いのはわかっているけど、なんて情けないんだろう」と気づいた彼女は、
もう少しだけ頑張ってみよう!とレジ打ちの仕事に向かう。
ふと気づいたのは、ピアノを練習している時、どのキーがどこにあるかは、指が覚えていて、
鍵盤を見ずに楽譜を見るだけで弾けるようになっていた。
それじゃ、レジ打ちも極めたら、キーを見ずに引けるのでは?と思い立った。
今ならば、商品についたバーコードを読み取り窓にかざすだけの作業だけど、
その頃は、一つ一つ手で入力していたんですね。
そして、キーを見なくても打ち込むことが出来るようになった彼女は、
今まで見なかったところに目が行くように。
「この人は安売りのものを中心に買う」、「この人はいつも店が閉まる間際に来る」、
「この人は高いものしか買わない」といったことが感じられるようになったある日、
いつも期限切れの近い、安くなった品を選んで買っているおばあちゃんが、
5000円もするお頭付きの立派な鯛をカゴに入れてレジへ持ってきた。
彼女はビックリして話しかけました。「今日は何かいいことがあったんですか?」
おばあちゃんは「孫がね、水泳の賞を取ったんだよ。今日はそのお祝いなんだよ」と。
これをきっかけに、彼女はお買い物のお客様とコミュニケーションをとるように。
そんなある日のこと、店内放送が流れた。
本日は大変混み合いまして大変申し訳ございません。
どうぞ空いているレジにお回りください
なぜか、同じ放送が3回も続けて店内に流されている。
ふと、周りを見回した彼女の目に入ってきたのは、5つのレジが全部空いているというのに、
お客さんは自分のレジにしか並んでいなかったということ。
店長が駆け寄り「どうぞ空いているレジへお回りください」とお客様に声をかけると、
放っておいてちょうだい!
私はここへ買い物に来てるんじゃない。
あの人としゃべりに来てるんだ。
だからこのレジじゃないとイヤなんだ!
その瞬間、彼女は泣き崩れ、レジ打ちをすることが出来なくなりました。
そうそう。私たちはこの人と話をするのが楽しみで来てるんだ。
今日の特売はほかのスーパーでもやってるよ。
だけど私は、このおねえさんと話をするためにここへ来ているんだ。
だからこのレジに並ばせておくれよ。
彼女はポロポロと泣き崩れたまま、レジを打つことができませんでした。
仕事というのはこれほど素晴らしいものなのだと、初めて気づきました。
すでに彼女は昔の自分ではなくなっていたのです。
それから彼女はレジの主任になって、新人教育に携わりました。
彼女から教えられたスタッフは、仕事の素晴らしさを感じながら、
お客さんと楽しく会話していることでしょう。
----------------------------
工場で部品を組み立てるのは作業だし、スーパーでのレジ打ちだって作業、
もしかすると、理容室で髪を切ってもらうのも作業だし、
医者が病気を治すのだって作業かもしれません。
もちろん、ディーラーに頼んだ荷物が、約束の日に届くのも作業ですよね(汗)
でも作業は、この先、人間の代わりにロボットが出来るかも知れません。
駅の改札口の切符切りをする人がいなくなったように、
スーパーのレジ打ちだって、このまま行けば消えていくかも知れません。
だからこそ、「あの店で買いたい!あの人から買いたい!」と言われるような、
作業ではない、「仕事」や「志事」が大切な時代になるのかもね♪
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