ブログ そのメニューに価値があるかどうかは、お客様が決めるものです 理容よもやま話
先日のこと、お取引サロンでこんな話がありました。


ほらあれっ!カブレないっていう白髪染め!
あれで染めたお客さんが来て「ビックリしたっ」て言うんだよ!
今まで、何で染めても必ずかぶれたのに、今回は大丈夫だったって言って、
また、あの毛染めで染めていったんだ。

でもね「染まりが良くないでしょ?」と、少し心配だから声をかけたけど、
「そうかい?あんなもんで十分だよ!」って満足しているんだよね~。
けっこう戻って来た時は、明るくなっているんだけどね(笑)



これ、ノンジアミンのレプレカラーをお使いになったサロンで、
どちらかというと、かなりベーシックな町の床屋さん(笑)
今までお使いになっていたのは、3色くらいの暗めのアルカリ白髪染めと、
お二人ほどいるかぶれる人用に、2色の白髪染め用マニキュアだけ。


ノンジアミンのヘアカラーとかには、興味はないけど、
レプレカラーなら、普通の人もかぶれる人も全部に使えるなら、
そっちの方が楽じゃないか?!ということで導入されたお店なんですね!


ところが、実際に染めてみると、アルカリカラーに比べれば色が薄めだし、
退色も今までより早くなるから、次回の来店時には、どうしても明るくなっている。
使い始めたころは、「やっぱり前の白髪染めがいいかも」って言っていたけど、
染めたお客様が再来店するころになると、段々とお気に入りになってきたらしい(笑)


先ほど、初めてカブレずに済んだ!という方はもちろんだけど、
また別の人は、今までの白髪染めだと、髪がペチャンコになっていたけど、
今度のはボリュームも出るし、手触りも良いから、これからはコッチにして!と、
お店の方の心配をよそに、大いに気に入ってくれたとか。


今まで、アルカリ性酸化染料剤特有の、しっかりした染まり具合、
色持ちの良さに慣れているサロンからすると、ちょっと物足りないけど、
実際に染められたお客様は、こんなに喜んでいらっしゃるんです。


白髪ぼかしを思い出してみてくださいね!
理容業界の新メニューとして「白髪ぼかし」をご紹介していたころ、
お試しになったサロンからこう言われました。


こんな、ぼんやりしか染まらないんじゃ、お客様からお金をもらえないよ?!


また、パンチパーマとも呼ばれた、ガチガチにかけるアイロンパーマから、
優しく流れるようなアイロンパーマスタイルが流行り始めた頃も、
サロンの方から、こう言われました。


こんなんじゃ、アイロンがかかってないよ。指通りがサラサラ過ぎるし?!
もっとガチッとかけるのをお客様は望んでいるんだから。



その後、実際に白髪ぼかしやソフトアイロンパーマをかけられたお客様から、
「今度の良かったよ!」という多くの満足のお声が聞こえてくるようなってから、
サロンの方にも、少しずつ理解していただけるようになったかな?(笑)


つまり、メニューの価値はサロンが決めるのではなく、お客様が決めるのです。


これに似たことを表す言葉として、
室町時代の猿楽師、世阿弥は「花は観手(みて)に咲く」という言葉を残しました。


世阿弥は、能を観て美しいと思ったり、すばらしいと感じる心を「花」と表現し、
その「花」は能を舞っている演者にあるのではなくて、観ている観客に咲く。
ということを言ったものだそうです。


メニューの価値はお客様が決めるものであり、
また、その価値も時代と共に変化していくものなので、
ノンジアミンのレプレカラーにしても、
お客様によって、アルカリカラーと使い分けたり、逆に組み合わせたりしながら、
新メニューとして、お客様の「花」になっていけるとイイですね♪


ちなみに、これはレプレカラーのブラックで染めた例です。
ブラックというと、N-2、N-3と言った真っ黒!というイメージかもしれないけど、
レプレカラーのブラックは、黒いけれど暗くはない5レベルくらいの黒です♪


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