ブログ 作業なのか仕事なのか、それが大切 理容よもやま話
色々な方の講演会を見たり、友達からCDやDVDを借りたりしてお話を聞くけど、
最近、とっても気になっているのが、「作業」と「仕事」の違い。


誰でも出来ること、何も考えずに出来ることは、
あなたがしなくても、工作機械、ロボット、賃金の安い国の人で出来るから、
それは、仕事ではなくて単なる「作業」
その作業を通じて、お客様を喜ばせてあげることが仕事。


例えば、髪を切るということは、
専門学校を卒業した人なら、一般の人より上手に出来るけど、それだって「作業」
「髪を切る」という行為を通じて、その人に喜んでもらうことが出来て、
初めて仕事と言える…という話なんですよね。


そんな時に思い出すのが、レジ打ちの女性のお話。
以前にも紹介したことがありますが、
「作業」と「仕事」の違いを意識しながら、読んでみてくださいね♪

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田舎から出て、東京の大学へ通う一人の女性は部活もサークルも長続きしない。
就職しても、どこ会社も半年ほどで嫌になり辞めてしまう。
そのうち彼女の履歴書は、入社→退社の繰り返しでいっぱいになり、
正社員としては採用されてくなってしまい、仕方なく派遣会社に登録する。


ところが、派遣先でトラブルを起こして、ここも辞めてしまう。
ついには、派遣会社でも採用されなくなり、
生活のためにと、単純作業のスーパーのレジ打ちのパートに。


ところが、ここも続かず、仕事を辞めて田舎に帰りたいと荷物をまとめている時、
ふと見つけたのが、高校生の時に書いた一冊の日記ノート。
ペラペラとめくっていて彼女が見つけたのは、
「私はピアニストになりたい」と書かれているページ。


あんなに夢を持って続けていたピアノも辞めてしまっている自分。
履歴書にはやめてきた会社がいくつも並ぶだけ。
「自分が悪いのはわかっているけど、なんて情けないんだろう」と気づいた彼女は、
もう少しだけ頑張ってみよう!とレジ打ちの仕事に向かう。


ふと気づいたのは、ピアノを練習している時、
どのキーがどこにあるかは、指が覚えていて、
鍵盤を見ずに楽譜を見るだけで弾けるようになっていた。
それじゃ、レジ打ちも極めたら、キーを見ずに引けるのでは?と思い立った。


今ならば、商品についたバーコードを読み取り窓にかざすだけの作業だけど、
その頃は、一つ一つ手で入力していたんですね。
そして、キーを見なくても打ち込むことが出来るようになった彼女は、
今まで見なかったところに目が行くように。


「この人は安売りのものを中心に買う」、「この人はいつも店が閉まる間際に来る」、
「この人は高いものしか買わない」といったことが感じられるようになったある日、
いつも期限切れの近い、安くなった品を選んで買っているおばあちゃんが、
5000円もするお頭付きの立派な鯛をカゴに入れてレジへ持ってきた。


彼女はビックリして話しかけました。「今日は何かいいことがあったんですか?」
おばあちゃんは「孫がね、水泳の賞を取ったんだよ。今日はそのお祝いなんだよ」と。


これをきっかけに、彼女はお買い物のお客様とコミュニケーションをとるように。
そんなある日のこと、店内放送が流れた。


本日は大変混み合いまして大変申し訳ございません。
どうぞ空いているレジにお回りください



なぜか、同じ放送が3回も続けて店内に流されている。
ふと、周りを見回した彼女の目に入ってきたのは、5つのレジが全部空いているというのに、
お客さんは自分のレジにしか並んでいなかったということ。


店長が駆け寄り「どうぞ空いているレジへお回りください」とお客様に声をかけると、


放っておいてちょうだい!
私はここへ買い物に来てるんじゃない。
あの人としゃべりに来てるんだ。
だからこのレジじゃないとイヤなんだ!



その瞬間、彼女は泣き崩れ、レジ打ちをすることが出来なくなりました。


そうそう。私たちはこの人と話をするのが楽しみで来てるんだ。
今日の特売はほかのスーパーでもやってるよ。
だけど私は、このおねえさんと話をするためにここへ来ているんだ。
だからこのレジに並ばせておくれよ。


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