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必要とされる喜びを

2011/07/23 Sat 00:22

机の上に無造作に置かれた書きかけの絵とアクリル絵の具。


20110722_1.jpg


この方は、うちのブログの中でも何回かご紹介しているけど、
3年前までは、理容室のオーナーとして最前線で指揮を執っていた方で、
絵を描くなんて趣味はまったく持っていなかった純然たる経営者。


今は息子さんにお店の経営を譲り、空いた時間を利用して絵を描いたり、
近所の釣り堀に言って竿を傾けたりと、スローライフを楽しんでいる。


そんな中にあって、趣味で書いた絵を欲しがってくれる人も多いので、
1枚に3~4時間をかけながら、プレゼントするための絵を描いたりもしている。


先日、こちらの方とゆっくり話す機会があったけど、
その時に聞いた、こんな台詞が妙に印象的だったな~ ウン( ̄ロ ̄= ̄ロ ̄)ウン


息子に店を譲っても、本当にお店から離れられる人って少ないんだ。
指名のお客様だけは、息子に譲らずにいたりしてね。
床屋って、技術の商売だから、離れるのは大変なんだよ。


それにね、床屋から仕事を取り上げてしまうと何も残らない人が多いんだ。
趣味と言っても床屋仲間でゴルフ?お酒を飲みに行く…くらい?
ところが、床屋仲間から離れると何もない。
そんなことも怖くて、仕事から離れられない知り合いがいっぱいいるよ。


自分は絵を見つけられて良かった。
絵を描いている間は何も考えずにいられるし、時間はどんどん過ぎていくし、
何よりも、ゴルフや飲むのと違って、お金がかからない!


そして、一番は自分の絵を欲しがってくれる人がいることだね!
自分が必要とされていることが感じられて嬉しいんだ。



そうだよな~


昔、勉強したことに「マズローの欲求段階説」っていうのがあったっけ。
人間の欲求は,5段階のピラミッドになっていて,
一番下の生命の安全欲求から始まって行き、
1段目の欲求が満たされると、2段目というように上の欲求を志す。


一番上の5段目にある欲求が最上級の「自己実現の欲求」なんだけど、
その一個前にある4段目というのが、自分が必要とされていることを示す、
「自分が価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求」なんですね。


絵を欲しがってくれる人がいるというのは、そういうことなのかな~


こちらの方が習っている絵の先生は、今後、教室を増やしていくそうなので、
引退した理容師さんが参加できるような教室があっても良いかもね♪


興味のある方がいらっしゃれば、そうしたものもお手伝いしてみたいな!



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理美容総合商社 (株)大和理器 東京都杉並区高円寺北2-29-8 03-3338-5214(代)
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コメント
計画してますね。
こんにちは、道具屋さん
凄く素敵なオーナーですね。
引退後も楽しく過ごせる時間を
創られていて素晴らしいです。

私の師匠も、引退前から
油絵を書いていましたが
仕事を辞めた後は、
絵手紙の講師をしながら
理容組合の会報に毎月掲載する
絵を書いています。

床屋さんって、
芸術家タイプが多いから
こんな教室に行ける機会があったら
毎日ウキウキしますよね。
No title
>シャーさん

まだ、自分の中では遠くのものでしかないけれど、
名刺とか役職とかで人を図ることの出来るものだったのが、
最後は人間力だけで求められるようになっていくんだろうな!って感じます。
ただ、引退する時に突然始めることは難しいだろうから、
少しずつでもスキルアップしていけるといいですね。
お久しぶりですっ??
こんばんわ~

なんか久しぶりにコメントさせて頂きます
理容店のご主人の老後とは、なんとなく現実的で、自分と照らし合わせると将来にどうするべきかを考えさせられます。

お陰様で、家では何とか世代交代が進みましたが、将来的な部分では、息子(次男)に託すときの事を考えると…自問自答せざる得ないところです。

引退できないでいると、確実に一つのサロンの中に二人のオーナーが居る状態になると思いますし…本当に難しい事だな~と思います。

将来の為にも、今好きな写真をもっと練習しなければいけないですね。

しかし、全くと言っていいほど練習していません(恥)
No title
>YOSHINO SALON旦那さん

昔ならば、修業先から戻った息子さん、娘さんがお店に入ると、
それだけ新しいお客様が来てくれて売上も伸びたのものなんですが、
今は、なかなかそううまくは行かなくなっていますね。
そうなると、船頭ばかりになって、売上の給料分ほど伸びない。
こうした理容室が多くなってきているのが現実ですよね。
やはり「金は出しても口は出さない」「口も出さないけど金も出さない」という
後継者への委譲を考えることが大切なんだと思います。

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