ブログ 納棺師と出会っておくりびとを知る 理容よもやま話
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道具屋、ここ数年で身近な人が何人も亡くなっているけど、
その都度、ご遺体をお棺に納める場面に何度か立ち会ってきました。


映画「おくりびと」を見るまでは知らなかった「納棺師」にも
実際に出会うことが出来ました。


その中でも、今回の方は映画の中の「納棺師」に一番近かったかも。


年は20代後半くらいかな?凛とした雰囲気を持つ清楚な若者でした。
映画の中では白いシャツに黒いネクタイと黒いベストという姿だったけど、
実際の「納棺師」は真っ白な白衣を着た若手の医者という雰囲気の方。


シェービングフォームをティッシュに取り出しお顔に塗り、
日本刀型の替え刃式レザーでヒゲを落としていく。。。


ちなみにレザーのメーカーはフェザーでした ← 職業病か?(汗)


そして、左手でのシェービングが何とも不思議な感じ。
理容室でも左利きでも右手シェービングされる方が多いからかな~


続いて、旅支度と呼ばれる儀式。


宗派によって違いはあるのだろうけど、
これから旅立つ人を送るために身繕いをしていきます。


足袋をはかせ、きゃはん、すねあて、てこうを付け、
ずだぶくろには、三途の川の渡し賃とも言われる、印刷された六紋銭を入れ、
以前は頭に付けたという三角巾のような形の布、てんかんも袋の中へ。


やっぱり、これをしてしまうと、幽霊のように見えてしまうので、
最近ではずだぶくろに入れる人が多いんだそうです。


そして、足下にはわらじと利き腕側に木の杖を入れます。


こうして旅支度は完了。
その後、ご遺体を遺族の皆さんの手でお棺に納め、納棺式が終わります。



今まで、こうした儀式を葬儀社の方がされた場面を何度か見てきました。
でも、今回、納棺師の方のお仕事を見ることが出来、感慨深さを感じています。


決して表に出る仕事ではないし、給料だってそんなに高くはないのかも知れません。


でも、映画「おくりびと」を見て、この職業を選ぶ若者がいるかも知れない。
給料とか休日とかと言った基準で仕事を選ぶのではなくて、
自分がやりたい!と思って選ぶ仕事がここにあるんじゃないのかな・・・


理容師になるのも大変なことです。


専門学校で2年間勉強し、ようやく国家試験を取得してお店に勤めることが出来ても、
毎晩のようにカット練習を繰り返して、先輩やお客様に叱られながら仕事を覚えていく。
給料だって、決して高いものじゃないし、休日も少ないかも知れない。


でも、人の肌に刃物を当てることの出来る職業は、医者と理容師だけなんです。
だからこそ、国家試験を取得することが必要なのだと思っています。


いつか、世の若者が「理容師になりたい!」という強い思いを持って、
この世界に飛び込んでくれることを期待していたいな~


なお、この記事は、暗いし硬いネタでもあるので、期間限定の公開とし、
期間終了後には、非公開とさせていただきます。


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日々のこと | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
私もお話しました
映画が公開される数年前・・・
祖母が他界した時に、納棺師のお姉さんとお話しました。
どう見ても20代の若いお姉さんでした。
「何故、この職業を選んだのですか?」と聞いたところ
自分はおばあちゃんっ子で、おばあちゃんが亡くなった時に
納棺師の方にお化粧してもらっている姿を見て
胸がいっぱいになって、おばあちゃんにしてあげられなかった分
他の方々に・・・と、決めたのだそうです。
その話を聞いた時に、私も母も伯母も、とても感動して、又、頭が下がりました。
すごいな~・・・・って。
いいブログでした。
いえいえ、そんな事言わずに公開して下さい。
関西でも理容学校が無くなって来ております。
せめてと、組合の学校だけが死守しておりますが、
年々、生徒は減少一途。
やっと卒業出来た若者は、目出度く、アウトサイダー店に就職、、、。

組合は凄いです。
組合経費を使ってアウトサイダー店のスタッフ作りに協力してるのですから。
>トコさん

素敵なお話ですね。
でも、こうした若い納棺師は皆さんがそういう気持ちでいるのかも。
安いものが良い!という悲しい時代の中、
大切なものがここにあるんじゃないかな~・・・


>チョッキ~さん

ありがとうございます。
この記事を受け止めてくださって感謝しています。
理容師も「親が言うから」と専門学校へ行くのではなくて、
理容師になることに憧れをもち、この道を目指してくれるといいですね。

あっ、記事はこのまま残させて頂きます。

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