理容室内での撮影方法
2009/10/28 Wed 20:06
昨日の記事を読んだkazuhairさんからこんなコメントをいただきました。
こちらの写真などを撮る時の設定はどんな感じにしているんですか?
私もこんな感じに撮れたらなぁなんて、いつも思っています。
是非詳しくお願いします。
昨日の記事はこちら。
お顔のリフトアップっていいかも!
kazuhairさんは、山梨県南アルプス市で理容室をされている方ですが、
道具屋ブログの影響で、デジタル一眼レフを買ってしまったんですね~ (*≧m≦*)ププッ
さてさて、本題に入って、
「こんな感じに撮れたら」って意味がちょっと分かりにくいのですが、
撮影データを書き出してもあまり意味がないと思うので、
道具屋が室内で撮影する時に気を付けている点を書いておきますね。
自分が意識して注意しているのは以下の3点。
1…なるべく明るいレンズを持っていく。
2…室内は人工的な照明になるのでホワイトバランスを調整する。
3…被写体が白かったり黒かったりと色の変化が大きいので露出補正する。
まず、一番最初の明るいレンズのお話し。
理容室の室内は、かなり明るめの照明を入れている事が多いのですが、
それでも、外に比べれば暗いので、なるべく明るいレンズを使います。
今回の撮影では「Ai AF Nikkor 35mm F2D」という単焦点レンズを使用しました。
これだけ明るいレンズならば、フラッシュを使ったり、三脚を使わなくても、
ISOを少し高めにするだけで手持ち撮影が可能になります。
次に、ホワイトバランスの確認。
普段は目に見えた色をそのまま再現するために「太陽光」にしているけど、
理容室の室内は、蛍光灯やダウンライト、電球色ランプなどが混じっているので、
とんでもない色で写ることがあるんです。
だから、一番自然な色になるところを探すために、
ホワイトバランスを変えながら、何枚かテスト撮影して確かめます。
で、今回の場合は「オート」が一番自然な色だったので、ここを選択 (σ´Д`)σ
そして、最後が露出補正ですね!
胸元のシェービングクロスが白かったり、椅子や膝掛けの色が濃かったりと、
被写体が明るさにかなりの変化があったので、
白い被写体がファインダーに多く入った時は、プラス補正を、
反対に、黒い被写体がファインダーに多く入った時は、マイナス補正してます。
写真で説明すると1枚目の椅子の部分が「マイナス1.3」
2枚目は「補正なし」、3、4枚目は「プラス0.7」
今回はインストラクターが白い服、サロンの奥さんが黒い服だったので、
構図によって、かなり大きく変更していました。
室内の人工照明の中で人肌が写る時って、
ちょっとした加減で不健康な肌色になるから、注意が必要です (*≧m≦*)ププッ
そして、まずは実際に1枚目のシャッターを切ってみました。
この時の撮影データは絞りF5.6、シャッター速度1/30、ISOは400。
なんだか背景に写り込む、お店の壁や備品がごちゃごちゃに感じたので、
絞りをF2.8と2段階開け、背景がボケるようにイメージ。
こんな感じで講習の邪魔にならない位置から撮っていました。
あとは、写真を撮りながらも、ブログ記事の流れを考えていって、
どんな写真があると伝わりやすいかを考えて、ポイントを押さえます。
う~ん、そんなところかな~
この室内撮影をする時の設定は、
カフェやレストランでスイーツや食事の場面を撮る時にも同じなので、
覚えておくと便利かも知れません。
電球色のライトを使っている可愛いカフェの中で、
白いお皿に乗った美味しそうなケーキを撮りたいな!ってことがありますよね?
そんな時に、ホワイトバランスを「太陽光」設定のままでいると、
全体がオレンジ色っぽく写ってしまうんですね~
これが居酒屋さんなら雰囲気が伝わって良いけど、
お皿もケーキもオレンジ色だから、美味しそうに見えないし _| ̄|○
こんな時も、ホワイトバランスを「電球色」や「オート」にすることで、
白い物を白く写す事が出来るようになります。
もちろん、白いお皿に乗った白っぽいケーキを写す時は、
露出補正で「プラス1~1.7」くらいにしてあげると、
もっと美味しそうに見えますよ!
こちらの半年ほど前の写真だけど、丸い電球の下で撮影しています。
少しばかり手ぶれしているのは愛嬌と言うことで(爆)

ぜひ試してみてくださいね! (σ´Д`)σ
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いつもありがとうございます
こちらの写真などを撮る時の設定はどんな感じにしているんですか?
私もこんな感じに撮れたらなぁなんて、いつも思っています。
是非詳しくお願いします。
昨日の記事はこちら。
お顔のリフトアップっていいかも!
kazuhairさんは、山梨県南アルプス市で理容室をされている方ですが、
道具屋ブログの影響で、デジタル一眼レフを買ってしまったんですね~ (*≧m≦*)ププッ
さてさて、本題に入って、
「こんな感じに撮れたら」って意味がちょっと分かりにくいのですが、
撮影データを書き出してもあまり意味がないと思うので、
道具屋が室内で撮影する時に気を付けている点を書いておきますね。
自分が意識して注意しているのは以下の3点。
1…なるべく明るいレンズを持っていく。
2…室内は人工的な照明になるのでホワイトバランスを調整する。
3…被写体が白かったり黒かったりと色の変化が大きいので露出補正する。
まず、一番最初の明るいレンズのお話し。
理容室の室内は、かなり明るめの照明を入れている事が多いのですが、
それでも、外に比べれば暗いので、なるべく明るいレンズを使います。
今回の撮影では「Ai AF Nikkor 35mm F2D」という単焦点レンズを使用しました。
これだけ明るいレンズならば、フラッシュを使ったり、三脚を使わなくても、
ISOを少し高めにするだけで手持ち撮影が可能になります。
次に、ホワイトバランスの確認。
普段は目に見えた色をそのまま再現するために「太陽光」にしているけど、
理容室の室内は、蛍光灯やダウンライト、電球色ランプなどが混じっているので、
とんでもない色で写ることがあるんです。
だから、一番自然な色になるところを探すために、
ホワイトバランスを変えながら、何枚かテスト撮影して確かめます。
で、今回の場合は「オート」が一番自然な色だったので、ここを選択 (σ´Д`)σ
そして、最後が露出補正ですね!
胸元のシェービングクロスが白かったり、椅子や膝掛けの色が濃かったりと、
被写体が明るさにかなりの変化があったので、
白い被写体がファインダーに多く入った時は、プラス補正を、
反対に、黒い被写体がファインダーに多く入った時は、マイナス補正してます。
写真で説明すると1枚目の椅子の部分が「マイナス1.3」
2枚目は「補正なし」、3、4枚目は「プラス0.7」
今回はインストラクターが白い服、サロンの奥さんが黒い服だったので、
構図によって、かなり大きく変更していました。
室内の人工照明の中で人肌が写る時って、
ちょっとした加減で不健康な肌色になるから、注意が必要です (*≧m≦*)ププッ
そして、まずは実際に1枚目のシャッターを切ってみました。
この時の撮影データは絞りF5.6、シャッター速度1/30、ISOは400。
なんだか背景に写り込む、お店の壁や備品がごちゃごちゃに感じたので、
絞りをF2.8と2段階開け、背景がボケるようにイメージ。
こんな感じで講習の邪魔にならない位置から撮っていました。
あとは、写真を撮りながらも、ブログ記事の流れを考えていって、
どんな写真があると伝わりやすいかを考えて、ポイントを押さえます。
う~ん、そんなところかな~
この室内撮影をする時の設定は、
カフェやレストランでスイーツや食事の場面を撮る時にも同じなので、
覚えておくと便利かも知れません。
電球色のライトを使っている可愛いカフェの中で、
白いお皿に乗った美味しそうなケーキを撮りたいな!ってことがありますよね?
そんな時に、ホワイトバランスを「太陽光」設定のままでいると、
全体がオレンジ色っぽく写ってしまうんですね~
これが居酒屋さんなら雰囲気が伝わって良いけど、
お皿もケーキもオレンジ色だから、美味しそうに見えないし _| ̄|○
こんな時も、ホワイトバランスを「電球色」や「オート」にすることで、
白い物を白く写す事が出来るようになります。
もちろん、白いお皿に乗った白っぽいケーキを写す時は、
露出補正で「プラス1~1.7」くらいにしてあげると、
もっと美味しそうに見えますよ!
こちらの半年ほど前の写真だけど、丸い電球の下で撮影しています。
少しばかり手ぶれしているのは愛嬌と言うことで(爆)

ぜひ試してみてくださいね! (σ´Д`)σ



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道具屋さんのブログに影響を受けて、一眼を始めて知らなかった世界を知ることが出来ました。カメラの奥の深さ、日々感じています。これからも楽しく記事を読ませていただきます。
写真って勉強し始めると面白い事が多くて楽しみですよね。
ブログの中でも、文字だけでなく画像で楽しんでいただくことも出来るし、
伝わる情報量も大きく変わっていくんだと思います。
また、興味のある写真を見つけたら、お問い合わせくださいね♪